こんにちわ、むさし屋です。 今日は、7月27日(日)に行われた、 『危険回避&基礎練習グリ&ドリ ジムカーナ』のレポートをお届けします。
朝7時、現地に着いた時点で30℃をはるかに超えていた筑波のジムカーナ場。 集まってくるエントラントの皆様、既にキツそうな顔をしていましたが、 がんばって行きましょう。 この日集まったのは25台、満員御礼でした。
グリップ組ドリフト組、ほぼ半々となった今回、 同じパイロンレイアウトでも異なるアプローチで、 自らの課題を克服すべく、暑い中、順番待ちの列に並んでいました。
AMは、いつもの通り、オーバルコースと定常円&8の字で。 簡単なレイアウトではありますが、個人的な意見を書かせて頂くと、 初級、中級者(むさし屋含む)には、最も練習になると感じています。
単に、『運転していて危なくないから』ではなく、 基本的な『曲げる』『止める』を、反復して練習できるからです。 コース上だと、どうしてもタイムありきになってしまい、 1つのコーナーの処理が正しかったのか、それとも正しくなかったのか、判断しづらいですが、 単純で、十数秒の間にまた同じコーナーが迫ってくる簡易レイアウトだからこそ、 何度も繰り返し、自分の操作の駄目な部分、良い部分を理解できていくのかな・・と、 そう思います。
さて、今回も、ですが、 新しくモータースポーツの門を叩いた方がいました。
86を駆る『おっちゃん』さん。
もちろん(?)新型のほうの86(ZN6)です (いつまで【新型】って呼ぶんだろう・・・)
今回、初めてのスポーツ走行。 危険回避の練習をしたいと、参加を決意したとのことでした。
さすがに、スポーツ走行を意識した車だけあって、こういった場所が似合います。
最初は、おっかなびっくりだったかもしれませんが、 主催者こっちーの横に乗ってもらってからは、徐々にアクセル開度が大きくなり、 PMの簡易コースでも、元気よく走られてました!
『おっちゃん』さんはその名の通り、僕ら30代よりも先輩世代ではありますが、 モータースポーツは、いくつからでも始められるから良いですよね。
86/BRZも、子育て等落ち着いた方々が購入されていることが多いようですから、 是非、その車をジムカーナ場に、サーキットに持ち込んで、 性能を楽しんでいただきたいものです。
もちろん、車を壊さないように、 まずはジムカーナ場に来ていただくのが一番かとは思います!
もう一方、ここで取り上げたいのは、 RX-8で普段からサーキットに通っている、『L.E.D』さん。
グリップ走行で、TC2000を6秒台、TC1000を42秒台と、 車格から言えばかなり好タイムを出しているを出しているこの方ですが、 今回、基本に立ち返るために参加されたようです。
RX-8といえば、軽快に走ることで知られる車ですが、 『L.E.D』さんは、その軽快さと表裏一体の いわゆるオーバーステアに悩まされていたそうです。 こういう悩みに対しても、ジムカーナ場はいいですね。 1日、たっぷりとテールスライドに対する『お尻の感覚』を磨き、 夕方には、綺麗にカウンターを当てて走ることができるようになっていました。
そして、最後はやっぱり、こっちーの同乗で締め。 僕も外から見ていましたが、悔しいけれどやはりこの人は上手い。(動画をご覧ください)
高速域(とはいってもジムカーナ場なので3速全開くらいですが)からの、 ヘアピンへの進入、そしてスライドしながらも力強く立ち上がっていく様は、 他人の車にその場で乗ってあの路面(ドライとウエットの難しい状況)をサラッと走っちゃう…
悔しいですが上手いです・・・
いつかは「こっちーを負かせてやる」と心に誓うのでした。
AMはオーバル等でしたが、 PMは簡易コースを作っての基礎練習です。今回のコースは、1走行約1分程度のもので、 高速コーナー進入からのヘアピンが左右共に設けられた、 大変意地の悪い、けれど練習になるものでした。 そんなコースを 毎回PM開始時にデモランしてもらうのですが、 デモラン担当、 昨年のグルービングエクストリームカップ覇者『坂東』さんが 今回体調不良のため、デモラン欠場。 代役という大役を引き受けたのが、『Suuuuu_☆』さん。
去年、D1ストリートリーガルのライセンスを取得した実力者です。 が、ドリフトを綺麗に繋げていくのは中々に難しい設定である今回のコース。 果たして。 初見とは思えない踏みっぷりでコーナーに進入していく『Suuuuu_☆』さん。 我々の心配などどこ吹く風。 ミスコースが無いのはもちろんのこと、 全てのコーナーをしっかりとスライドさせ、 D1SLライセンスホルダーのレベルの高さを見せつけたのでありました。
こうなると、居てもたっても居られないのが、 エントラントの皆様。 暑い中、コースイン待ちの列は途切れることなく、時間が経過していきます。 しかし!PM走行開始から1時間。 この日、猛暑とともにやってきたのは、集中豪雨でした。
関東一円に数十ミリという大雨を降らせたこの現象により、 走行は一時中断・・・となるかと思いきや(むさし屋は中断してました) 暑さに若干やられ気味であったエントラントの皆さんには むしろ恵みの雨だったのでしょうか。
雨が降り始めてから止むまでも、そしてその後の走行終了時間までも 一切走行の列が途切れることはなく、 あえて難しい路面で練習することで、スキルアップしようと考えているのか 果敢にコースインされている方が多くいらっしゃいました。 (もちろん、パドックは雨を予測してこっちーが避難?放送♪荷物等、避難していましたので、 全く進行に問題はありませんでしたよ) あ、そうそう、
この日は、エクストリームカップや ドリフトマッスル3位入賞の『VS@SAO』さんも参加。
様子を見に来た別のエクストリームカップ出場選手も数名居たりして、 上級者の関心も意外に高い、このジムカーナ場での練習会。
普段、レースに参加されている選手など、 上級者には中々話しかけづらいものですが、 ジムカーナ場では、少人数で開催されていることもあって、 お互いの走りを確認しあったり、 アドバイスをもらったりが気軽に行えます。
是非、今までサーキットにしか通っていない方や、 サーキット走行はちょっと・・・と二の足を踏んでいる方にこそ、 次回のジムカーナ場での練習会には来ていただきたいと 僕は感じています。
この日、僕もまた多くの方と交流を持つことができました。 暑い1日でしたが、きっとこの日のような練習の積み重ねが、 冬の走行シーズンでのタイムアップに繋がるのだと思います。 サーキットもジムカーナ場も、楽しいですね! また、パドックでお会いしましょう!