0506 TC1000 sprint-cup R-3

フリー走行枠の記事で、雨が大変なんてことを書いておいてなんですが、この天候に一番翻弄されたのは、
スプリントカップの参加者の方々ではなかったでしょうか。

この日、本来であれば、2戦行われるはずであったレースですが、
雨天のため、1レースに変更。
そのため、1レースの週回数が大幅に増加。

朝から昼に向けて、雨はやむと思つまりわれた大方の予想を裏切り、
4ヒート目までしっかりウェットな路面。

つまり予選はウェット。

そして、レースである5ヒート目は、ライン上は完全ドライ、アウト側は…
ドライビングをその時々でアジャストしつつ、バトルしなければならないという
非常にシビアな展開となってしまいました。

折りしも今回、
あと3年は・・・さん こと、 ふじい選手が発起人となり、
EPミーティングが併催されており、
スプリントカップは、EPワンメイク状態。

ふじい選手・オレンジ選手・kuma選手・ガレジミウラ選手・阪本選手
総勢5台のEPが、グリッド上に所狭しと並びます。

ご存知の通り、EPことスターレットは、
ショートホイールベースであり、大変ピーキーな車両。
ただし、ナローパワーな個体であれば、雨は時に味方となったりしますが、
逆にハイパワーな個体は、ピーキーさが際立ってしまうという、難解な車です。

grooving_20140506_26このイメージの通り、
雨の予選では、ハイパワーなkuma選手は苦戦し、
逆にNA車両であるミウラ選手は上位へ。

しかしながら、決勝に近づくにつれ、乾いていく路面。
EP軍団は、晴れを望むのか、雨を望むのか。

それぞれの思いが交錯する中、1台の青い車乗りは高みの見物をしておりました。

坂東選手スライム号こと、GC8インプレッサ。

初期型のインプレッサ。世の中的には十分旧車扱いされがちなこの車ですが、
インプレッサという車両としてはすでに完成の域にあったVer.6。
同世代のエボは、エボ6TME。
この比較を言えば、どれくらいの戦闘力があるかは容易に想像がつくでしょう。

少なくとも、スライムごときの戦闘力では無いと思われます。

しかしながら、坂東選手はこのインプレッサに乗るのは、街乗り含めてこれが3日目。
雨の中、インプレッサをフルに踏んでいけるのか・・・。

注目の予選は、、、、
慣れない車と路面に苦戦したか?
まさかの坂東選手スピンにて、6位。

上位3台はEP軍団、
1位ミウラ選手、2位オレンジ選手、2位ふじい選手と続きます。

ミウラ選手は、普段は86使いの手練。
今回は、EP祭りに敬意を表しての、代車での参加となります。

オレンジ選手、ふじい選手は、さすが毎回参加しているスプリントの番人。
貫禄の2位、3位です。

【決勝】フォーメーションラップのEP勢を見ると、まさにワンメイクレース。

1台、この日集まったお父さま方の空気の読まなさを具現化したような

インプレッサが浮いているぞ!!

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シグナル点灯・・・レーススタート!スターレット勢、さすがにスタートダッシュは厳しいか?!

やはりきた!スライム号!!

EP軍団に次々と並び・・・かわして1コーナーに飛び込んだ!!

6台が入り乱れての1コーナー争い!!接触スレスレながら、皆綺麗に立ち上がった!!

この時点で、後方からkuma選手も順位を上げてきているぞ。

乾いてきたこの路面では、やはりSタイヤが有利か。

レースは2周目に入り、3週目・・・おーっと、ここでkuma選手スピン!

順位を上げてきただけに、これはもったいない!

でも…ここからの猛追は凄かった!

grooving_20140506_22・・・ということで、中盤は、スライム号が危なげない走りでトップを走行。
しかしながら、油温がきついのか?ペースはそこまで上がらず、
スライムトレイン状態のまま、ペースカーが入ります。

ペースカーによって一度整列され、
そして、『最後の1周!スーパースプリント!』という実況が流れました。

この1周で、今回のウィナーが決まる。

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スライム号を先頭に、最終コーナーを全車全開で・・・

いや、最終コーナー立ち上がりまでスローペースだ!!

そして、ストレート区間に十分入ってから

全開で立ち上がったぞ、スライム号!!!

4駆の優位性を最大限に利用した立ち上がり!!!

これはずる・・いや、クレバーな走りだーーー!!!!!

・・・ここからはもう、語るまでもありません。
ストレートを全開で立ち上がったスライム号ことインプレッサは、
ロケットのような加速で1コーナーまでで独走状態を作り、
そのままチェッカーを受けたのでした。

2位にはスピンから順位を着々と上げていたkuma選手がつけ、
3位は堅い走りで、ふじい選手がゴール。

この記事の最初に、空気を読まないお父さま方の話を書きましたが、
ここに、この日1番の空気を読まない男が誕生したのでした。

エアーマン坂東

grooving_20140506_31ようやくあがった雨、という天候を味方につけEPのお祭りを蹴散らした男は、
意気揚々と車から降りてきた後、多くのエントラントに囲まれ、
そして、一言の祝福も無く、叩かれていたことを
・・・ここに記しておきます。

いやしかし、見事なレース展開でした。
僕はエボ乗りですが、同じレース展開をしろと言われても、
なかなか出来るものではありません。

坂東選手withスライム号、おめでとうございました!

表彰バナーSP_20140506また、多くのEPを集めたふじい選手、
そしてこの見ていて楽しいレースを展開してくれたドライバーの皆さんに、
1ギャラリーとして、感謝致します。

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